福田工業 ブログ
2024.02.14
さっそくですが皆さん、ガスケットやパッキンなどを扱う中で、
下記のようなお悩みはありませんでしょうか?
・現物のガスケットはあり新品に変えたいが、図面がない
・海外製品に使用されているパッキンの入手が困難
・カスタマイズで機能向上させたいが、良い案がないか模索している
福田工業では、これらの課題に対してリバースエンジニアリングを活用し、お客様のニーズに合わせた解決策を提供しています。
リバースエンジニアリングとは、『図面がない』『元の製造者が存在しない』などの理由で製品を復元できない場合に非常に有効な手法です。
また、海外から輸入した製品の修理や改良、既存の製品や部品のカスタマイズや問題解決にも役立ちます。
今回、当社で対応しているリバースエンジニアリングの具体的な方法についてお伝えしたいと思います。ぜひご覧になってください。
お客様から、バイク用のガスケットの製作依頼がありました。
元々は紙ガスケットを使用されておられましたが、より機能向上させたいとの事で、メタルガスケットをご希望でした。
まずお客様から現物をお送り頂き当社にて図面化を行い、ガスケットのサイズと用途に適した材質を慎重に検討しました。
ガスケットの仕様については例えば、曲がっている形状が適切か、フラットである必要があるかなど詳細まで確認し形状を確定させ、承認を頂きました。
なおメタルガスケットの仕様は厚さ0.85mm、芯材:SPCC 0.25mm厚であり、比較的抜きにくい材質ですが当社は抜き加工を得意としておりますので対応が可能です。
お客様から、液状パッキンが一体化した部品のメンテナンスに関してのご依頼をいただきました。
お客様はパッキン部分のみを交換したいとお考えでしたが、パッキンが部品と一体化しているため、そのような交換を直接行うことができませんでした。
当社からは、液状パッキンを使うのではなく別のパッキンを製作することをご提案しました。
まずお客様から支給された液状パッキンがついた部品から、ガスケットの形状を図面化しました。
さらに、液状パッキンに代わる材質は、機能上必要な厚さのものが市場に無かったので、材料を貼り合わせて厚みを確保し、ガスケットを製作いたしました。
このように、当社では生産終了したガスケットでも、入手困難なパッキンでも、現物の図面化からさらに機能性を向上させる素材の選定まで幅広く対応いたします。
単純にそのままお作りすることも可能ですし、もし現物よりも機能性を向上させたいとお考えであれば、
詳細をヒアリングさせて頂き形にしますので、ぜひ当社までご相談ください。
上記のほか、当社ではお困り案件に対応しています。下記のような内容でお困りの方はぜひお問合せください。
当社では、海外製の部品でも現物から部品を製作することが可能です。
【海外製ポンプのガスケット製作】
ご依頼内容: 海外製ポンプのガスケットを製作してほしい。
ポンプが故障し、交換が必要になったが、海外製品のためガスケットの単体調達が困難だった。
そこで当社は代替品のガスケットを製作し、納入。
当社では、部品だけの交換ができない製品でも現物から部品再生いたします。
【衝撃吸収マットの改良】
ご依頼内容: 試験機用の衝撃吸収マットを製作してほしい。
試験機に使用する衝撃吸収マットの衝撃吸収力が低下したため、交換したかったが、海外製品であるため全体交換が必要になるリスクがあった。
そこで当社にて適切な衝撃吸収材を選定し、新規マットを製作し、納入。
当社では、古いパーツでも現物からパーツを複製いたします。
【古い自動車のエンジン周りのパッキン改良】
ご依頼内容: 古い自動車のエンジン用ガスケットを改良してほしい。
エンジンのガスケットが劣化し油漏れが発生したため、部品交換が必要になったが、古いエンジンで保守部品が製造中止となっておりパーツが入手できなかった。
そこで当社では現物から図面を起こし、エンジン向けガスケットの豊富な製造・納入実績から適切な材料を選定してガスケットを製作し、納入。
福田工業では、このようなお困りごとに対応することが可能ですので、部品が入手できないなどお困りの方はぜひご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
上記、当社の事例や問い合わせ内容に近しい内容でお困りのことはありましたでしょうか。
当社は、上述した内容以外にも、リバースエンジニアリングに関して豊富な実績を持っています。
そのため図面がない製品の製造や、入手困難な部品などリバースエンジニアリングが必要な場合、ぜひ当社にご相談ください。
お客様に合わせた最適なご提案をいたします。